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映画の感想 (38ページ)

星5つが満点

37ページ/38ページ (1111-1140)/39ページ映画全体の目次
(1111) ドクター・ストレンジ (1112) マグニフィセント・セブン (1113) スノーデン (1114) 沈黙 サイレンス (1115) 特捜部Q Pからのメッセージ (1116) ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち  (1117) 虐殺器官 (1118) WE GO ON 死霊の証明 (1119) たかが世界の終わり (1120) グリーンルーム (1121) インビテーション (1122) セル (1123) トリプルX 再起動 (1124) ラ・ラ・ランド  (1125) クリミナル 2人の記憶を持つ男 (1126) ナイスガイズ! (1127) 素晴らしきかな、人生 (1128) フライト・クルー (1129) アサシン クリード (1130) 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う (1131) お嬢さん (1132) SING シング (1133) 哭声 コクソン (1134) おとなの事情 (1135) パッセンジャー (1136) キングコング: 髑髏島の巨神 (1137) モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由 (1138) はじまりへの旅 (1139) ハード・コア (1140) レゴバットマン ザ・ムービー

(1140) レゴバットマン ザ・ムービー (The LEGO Batman Movie)

★★★★☆(星4つ半)
吹替えばかりで字幕上映館が少ない。すごく面白かった。アルフレッドの声はレイフ・ファインズで、ジョーカーは「ハングオーバー」に出ている人だった。安易に売れている芸人などを声優にあててしまう日本はダメだな。間の取り方が絶妙で笑える場面が多い。サウロンが出てきて嬉しかった。ジョーカーとの関係も面白かった。3年前に公開された「LEGO(R) ムービー」にもバットマン出ているらしいので観ようかな。
(2017.04.01)

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(1139) ハード・コア (Hardcore Henry)

★★★☆(星3つ半)
ロシアとアメリカの合作。主人公の目線映像なのでちょっと疲れる。後半はちょっと飽きてくる。人が死に過ぎる。グロい映像が多いのだが、それにも慣れてくる。96分で短いが、もう少し縮めてもいいかもしれない。
(2017.04.01)

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(1138) はじまりへの旅 (Captain Fantastic)

★★★☆(星3つ半)
独自の教育方針というものは独自というくらいだから偏りが激しい。宗教もそうだが、親が信じるものをガキはそのまま受け継がなくてはいけないのか?そう考えているので、このての映画には大抵イラつく。親もやりすぎだということはわかっているが、半端に妥協してしまうと始めた時のルールを曲げることになる。どこかで他人の意見を聞くことや、ガキにもどうしたいかを聞くことなど「成長に合せる」というルールを最初に決めておかなければいけないと思う。親が始めたことで精神的にも体力的にもタフになったのは事実だ。他人と比較しないうちは大抵うまくいくと思う。しかし他人の登場で自分達が追いやられると、むきになって現代的なものを否定する不寛容さは、オヤジ自身の焦りと視野の狭さを表に出してしまう。そしてガキからもそっぽを向かれるのだ。相手が大事にしているものを認めるのは大切だ。
(2017.04.01)

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(1137) モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由 (Mon Roi)

★★★★(星4つ)
ヴァンサン・カッセルがモテ男って昔はさっぱりわからなかったけど今ならわかる。主人公の女が美人じゃないのもいい要素になっている。男は女の心が自分にあると自信を持っている時は余裕で相手に合せながら自由に振る舞える。女は男を心の底では愛しているから流されてしまい壊れていく。それでも離れられない男と女。その立場はクルクルと変わっていくが完全に切れることはない。不思議なもんだ。子どもを挟んだ関係になるとまた変わってくる。相手を悪くは思えない、けれどこのままでは自分がダメになる。だけど頼れる相手はお互いだけのこともある。最後、ヴァンサン・カッセルが女のことを見ないようにしているところで、なんとなく彼女が優位に立った気がした。裸とボカシの場面が多い。生活にセックスが根付いているフランスらしい映画だ。
(2017.03.26)

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(1136) キングコング: 髑髏島の巨神 (Kong: Skull Island)

★★★★★(星5つ)
観る前から星4つは確定。巨大生物が好きだから。とにかく最強!かっこいい!人間は本当に虫けらだった。そしてサミュエル・ジャクソンまた出てた。トリプルX、セル、ミス・ペレグリンと続いている。島にいたオッサンがいい味。最後までこの人が映画に深みを与えていた。「ロックンローラー」から注目しているトビー・ケベルも出ていた。
(2017.03.26)

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(1135) パッセンジャー (Passengers)

★★★(星3つ)
ネタバレします。そうじゃないと書けない。予告で「早く目覚めたのには理由がある」みたいなこと言ってなかった?そうじゃないから。1人で目覚めて孤独マックスな男が好みのタイプの女を起こしたんだよね。起こされた女も激怒していたけど、たしかにそうだよね。「殺人だ」と激昂していたのもの頷ける。ただ、この世の中、何が原因で出会っても恋に落ちても映画になるんだから、これもありなのかもしれないが、ブサイクな男が美女を目覚めさせたらどうなんだろうか・・・なんて下世話なことを考えてしまったりもしてね。それと90年早く目覚めた二人が3食しっかり40年くらい食べていたら在庫はどうなるんだろう?なんて、これまたしょうもないことを考えてしまうわけね。それでも船内で生涯を終えたと考えるとグッとくるところもあり、なかなか評価が難しい映画だったな。アンディ―・ガルシアがちょっと出たね。
(2017.03.24)

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(1134) おとなの事情 (Perfetti sconosciuti)

★★★★(星4つ)
メールや電話の内容をその場で公開できる人がどれくらいいるのだろうか。イタリア人なので余計に大袈裟に見えるが、ちょっとした内容でも深刻な問題に発展するケースもあると思う。それでも人は同じことを繰り返す。謝罪や反省はその時だけ。結局また同じようなことをするのだ。ラストは妙に平和的。どう関係を続けていくのか、うまくいかなくなるのか、それこそ大人の打算が働いた結果であろう。
(2017.03.22)

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(1133) SING 哭声 コクソン (The Wailing)

★★★★(星4つ)
なんだかよくわからないけれど、すごいものを観たという気になる。キリスト教に詳しいと、登場人物の役割がよくわかるという説もあったので少し勉強してみたい気になる。「弁護人」で憎らしい軍人を演じた人が主役だった。前回とは全く違う、だらしのないおやじといった体で驚いた。國村さんも存在感あって不気味。「ベテラン」の主人公の刑事が祈祷師で出ていた。売れてるな。グロい描写が多いのに特に指定なしでそこにも驚いた。
(2017.03.22)

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(1132) SING シング (Sing)

★★★★☆(星4つ半)
安定した面白さ。すごく笑った場面があって苦しかった。「おまえは洗え」「俺は拭く」ってところ。洗車シーンだけでももう一度観たい。そこがすごく面白かったので星半分追加。
(2017.03.17)

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(1131) お嬢さん

★★★★☆(星4つ半)
なに、この変態映画は。文章にすると完璧な日本語を変なアクセントで喋っているので笑いそうにもなるのだが、聞いているうちにかえってこのかんじがいいのでは?と思ってしまったのだ。なんとも不思議な映画。エロを前面に出しているのだが内容も案外しっかりしており、後半の「朗読」は淫靡でありながら惹きつけられるものがある。詐欺師とお嬢さんとメイド。その関係がテンポよく描かれていて飽きない。他にない映画ということで星を半分追加。
(2017.03.10)

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(1130) 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う (Demolition)

★★★(星3つ)
デモリッション・マンという映画もあったんだし、こんな邦題をつける必要があるのだろうか。ジェイクの行動よりもナオミ・ワッツの方がメンタル心配だが。興味本位なのか同情なのか、絡み方がちょっ気になる。ジェイクは上手い。忍者ハットリくんを思い出す口が好きだ。イクスピアリに行った。館内では「ララランド」がずっと流れていた。
(2017.03.08)

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(1129) アサシン クリード (Assassin's Creed)

★★★(星3つ)
ルネサンス期、テンプル騎士団など好きな言葉がたくさん出てくる。しかし、退行についても探している"果実"についてもそこまでやることで、そこまでして解明するもの?という気がしないでもない。追われて逃げて戦っての繰り返しでアクションはかっこいい。衣装もいいし。しかし、案外簡単に果実は見つかるし、その後の展開もあんたたち、この先どうすんのさ、丸いの持ってどうすんのさ、って思った。
(2017.03.05)

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(1128) フライト・クルー (The Crew)

★★★★☆(星4つ半)
空港は火の海!火山が爆発!鉱山壊滅!溶岩が迫る!燃料不足!どうする機長!とまあ、ハリウッド映画になればセガールとかシュワちゃんとかのいつもの感じになってしまうのだろうが、ロシア映画は一味違うよ。誰も知らないからこそ集中できる。主人公は優し気なハンサム。正義感が強いゆえに融通がきかなくて軍のパイロットをクビになったりするのだが、そこから民間機のパイロットになるまではのほほんとした雰囲気。厳しい機長とのフライトも大変そうなのだが、機長も息子がバカで悩んでいたりと、家族の物語も挟んであって面白い。主人公が恋する女性パイロットも男社会の中で悩みを抱えている。ロシア映画には「オーガストウォーズ」という傑作もあるし、今後も期待したい。ロシアの頑張りに星半分追加。
(2017.03.01)

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(1127) 素晴らしきかな、人生 (Collateral Beauty)

★★★★(星4つ)
ウィル・スミスが苦手。なので観る気はなかったのだが友人が良かったよと言うので鑑賞。この物語は主人公以外の人に強く作用する。主人公を助けようとする過程で自分を見つめなおすことになる。孤独と繋がりを感じる映画だ。
(2017.03.01)

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(1126) ナイスガイズ! (The Nice Guys)

★★★(星3つ)
ライアン・ゴズリングもラッセル・クロウ(ジョン・グッドマン化が進んでいた)も好きなので絵面はすごくいい。しかし、間抜けな内容にしては人が死にすぎるかなとも思う。基本、娘っ子が出てくる映画は好きではないが、この娘は利口なので好感度が高い。
(2017.02.26)

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(1125) クリミナル 2人の記憶を持つ男 (Criminal)

★★★(星3つ)
ライアン・レイノルズは脳を乗っ取られやすい(セルフレス覚醒した記憶)のか?ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ(爺さん化が進んでいた)など脇も豪華。主演のケビン・コスナーも最近は出演作が増えているがB級感も漂っている。現実的にどうかは知らないけど、本来の凶暴さを制御できるなら、ストーカーの思考などに利用してほしい。
(2017.02.26)

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(1124) ラ・ラ・ランド (La La Land)

★★★★★(星5つ)
最初の高速道路での歌と踊りでワクワク感が高まる。特別に用意したステージではなく、なんてことない道路、街中でのミュージカルシーンがいいかんじ。皮肉っぽい会話からはじまり心を通わせるようになるまでの二人のやりとりが楽しくて、紆余曲折ありながらもいい感じで終わるのかと思っていた。そうならなかった未来を想像するシーンでグッときてしまい心が揺さぶられた。傑作だが2回は観られないと思った。
(2017.02.24)

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(1123) トリプルX 再起動 (xXx: Return of Xander Cage)

★★(星2つ)
ドゥエイン・ジョンソンことロック様が「スピード」シリーズでのヴィン・ディーゼルのことを酷評(仕事しないらしい)していたらしい。このシリーズも彼の顔でそれなりに評判になると思うけど、どこまでスタントをしているのかは謎だな。体が大きすぎるのでスピードに絡むものは苦手だろうし。ドニー・イェンは最近よく出ている。だんだん垢抜けて見えるのは気のせい?トニー・ジャーは身体能力が超高いのに、大勢の中の一人になってしまうのは勿体ない。愛嬌のある顔立ちだけが目立つ。目鼻立ちの良い黒髪の彼女のペタペタと喋る英語が気になった。内容はどうでもいいかんじ。ネイマールがカワイイ。
(2017.02.24)

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(1122) セル (Cell)

★★(星2つ)
ジョン・キューザックとニコラス・ケイジは似たような作品(B級)で主演するな。今回の原作はスティーブン・キングということだが本当にこんなかんじなのかな。この人の作品は結構面白いものが多いので残念。携帯を使うことで狂人化したりアップデートしたりと、なぜ、どうして、誰が?みたいなことろは置いてけぼり。息子をさがすために必死なジョン・キューザックの思い入れにものりきれない。彼が描くマンガに出てくる赤いフードの男についてもさいごまでよくわからなかった。サミュエル・ジャクソンがテンション低めの相棒を好演も出る意味あったのか?という気がしないでもない。強風の中、六本木まで行ったのは少し失敗だったかも。
(2017.02.22)

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(1121) インビテーション (The Invitation)

★★★★(星4つ)
招待された仲間たちの最初こそ楽し気な雰囲気が後半きつい展開となる。トラウマになるような出来事があって、それをどう乗り越えるかはそれぞれだが、精神世界に入ってしまうと他人を巻き込むことになる。最後の赤い灯がすごく怖かった。
(2017.02.16)

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(1120) グリーンルーム (Green Room)

★★★☆(星3つ半)
ネオナチ集団に追い詰められていく・・・・という内容なのだが、なぜか観る前はゾンビ集団に追われる映画なのだと思い込んでいた。アントン・イェルチンが出ていないければわざわざ新宿まで行くことはなかったであろう。ドア越しの会話に緊張感が走る。切られたり撃たれたり咬まれたりとグロテスクな描写が続く。統制のとれた集団でも頭は良くないのでやり方次第ではもう少し生き残れたような気がする。グリーンルームというのはバンドなどの控室のことらしい。控室に何度も戻る羽目になるのでなるほどなというかんじ。
(2017.02.16)

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(1119) たかが世界の終わり (Juste la fin du monde)

★★★(星3つ)
よい映画だと思う。だけど家族の会話に疲れる。ルイが戻ったことで家族らしい振る舞いをしようにも、それぞれが自分のことだけで手一杯だということがすぐにわかる。相手の本音を引き出し、そこにまた突っ込みを入れなじる。これの繰り返し。こういう家族だったことをルイは思い出し告白のタイミングを逃す。それは告白によって新たに何かを引き起こすよりも、案外よい結果なのかもしれない。ヴァンサン・カッセルの苛立ちがすごい。ちょっと鈍い第三者をマリオン・コティヤールが演じている。レア・セドゥーもいい。主人公のギャスパー・ウリエルは二枚目で優し気で口の重い役柄に合っている。文句を言うための会話は本当に疲れる。まともな他人と出会うことで家族との付き合い方も変わってくる。ルイはギリギリの気持ちで家族に会っておこうと決めたのに、ルイなしで低く安定していた家族の火種になるという皮肉。
(2017.02.14)

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(1118) WE GO ON 死霊の証明 (We Go On)

★★(星2つ)
死後関連の物語はとても好きだ。よくわからないから工夫次第で面白くなると思う。この作品は死後の世界にとりつかれた男がその世界を証明した人に金を払うという広告を出すところから始まる。最初、彼がそこまでやることに説得力がないので、単なる変わり者かよーという気分。後半死を見せる男とのやりとりは悪くなかったのだが、そいつにつきまとわれるところは軽く笑えるほどなので映画の雰囲気に合わなくなる。つきまとう男と、そいつの元カノの展開も悪くないのだが、全体的に間延びしている。主人公の母ちゃんが鬱陶しいのだが映画には必要。必要なのに出ると軽い。ラストは「うーん」といったかんじ。まとめ方がいまいち。上映時間が短いところはいいと思うのだが。
(2017.02.11)

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(1117) 虐殺器官

★★★(星3つ)
内容がどうであれ、絵が美しすぎる。自分はこういう絵は好きじゃないのだとはっきりわかった。本の方がより哲学的で内容が膨らんでいるのだろうが、映画で観る限りでは難しく語っているが実は結構単純な話。会話が時々面倒になってしまった。それでも難解なまま放置しわかりやすく解説しないところに潔さを感じる。トランプ時代が始まったアメリカの状況と重なるところが多々あり、そのへんは興味深い。
(2017.02.09)

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(1116) ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (Miss Peregrine's Home for Peculiar Children)

★★★(星3つ)
若い頃から暗い目をしているエヴァ・グリーン。やっと顔立ちに合う役が回ってきたな。といいつつも「悪党に粛清を」「300(スリーハンドレッド)帝国の進撃」など、凶悪なものを秘めている役も合っていた。脱ぎっぷりもいいが普通の恋愛ものは苦しいと思う。物語は特殊ではあるけれどそこまで面白くもなく、変わった子どもたちにも飽きてくる。気楽に鑑賞できる。
(2017.02.05)

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(1115) 特捜部Q Pからのメッセージ (Flaskepost fra P)

★★★★(星4つ)
デンマーク警察が舞台の特捜部Qシリーズは「檻の中の女」「キジ殺し」「Pからのメッセージ」「カルテ番号64」「知りすぎたマルコ」「吊された少女」がある。本を読んだのは「檻の中の女」「キジ殺し」「吊るされた少女」。映画は「キジ殺し」と今回のを鑑賞。美男美女が出てこないのは本を読んでいてわかるが、映像化してもそうだったので好感度高い。窓のない地下に作られた未解決事件を扱う部署。カールは全ての不幸を背負ったような顔をしている。もちろん笑顔ゼロ。彼を支える、いつのまにか居ついたといったアラブ人アサド。彼はやんわりと差別を受けたりもするが、人懐こさを発揮して相手を油断させる術を持っている。過去の事件によるトラウマを抱える気難しいカールと、そんな彼を見守り事件解決への協力を惜しまないアサド。カールもいったん事件に没頭すると、とにかくしつこい。このコンビなので安定の面白さがある。昨日の「沈黙」も宗教話であったが、今回の事件はエホバに絡んでいる。親の宗教を子は引き継がねばならないのか?狂信的な親から引き離す監視も必要なのではないだろうか。
(2017.02.02)

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(1114) 沈黙 サイレンス (Silence)

★★★★(星4つ)
モキチとキチジロウ100点。極端な信徒であるが二人がすごく良かった。 アンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライバーも布教に燃える若い司祭を好演。アンドリュー・ガーフィールドはアメイジング・スパイダーマンの時は違和感があったので、こういう役柄の方がぴったりくる。アダム・ドライバーは独特の風貌なので目立つ。「外国人が考える日本」描写ではなくきちんと描かれているのが良かった。「早く踏んじまえよ」「踏んだらすぐに解放するんだから」「形だけでいいんだから」。取り締まる方からすれば、そこまで頑なに拒み命を落とすのが信じられないのであろう。この温度差がちょっと怖い。キチジロウのように迷い、裏切り、懺悔するという、これまた恥ずかしくないのか?という行動こそが、この時代にふさわしい信仰だったような気がする。生活を維持し命の心配をせず自分本位で信仰する。彼だけが浮いた存在だけど、神はいつだって許すのだから、あんなかんじでいいと思う。最後の方に出てきたでかいのは高山か。
(2017.02.01)

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(1113) スノーデン (Snowden)

★★★★☆(星4つ半)
リベラルだと思われていたオバマ氏だって、情報取集については歯切れが悪かった。トランプさんだとどうなるのだろうか。知らなければ別に構わないという姿勢でもいいのかもしれないが、勝手に関連付けられてはめられる可能性もある。政府はこういうことをするものだと、用心だけはしておいたほうがいいのだろう。スノーデンの彼女役の女優が苦手。若いのにオバサン顔で顔の濃さで喜怒哀楽をカバーしている感じ。演技をあまり感じない。劇中「キャプテンアメリカ」と呼ばれていた二枚目はクリント・イーストウッドの息子だった。キャプテンよりハンサムかもしれん。しかし、ここまで整っているとかえって使いにくいかもな。ニコラス・ケイジが出ることを知らなかったので嬉しかった。得した気分。主人公を間接的に助ける職員もいた。情報に接する中で、やりすぎではないか?と思っている人も多くいたことに少しだけ救いがある。手話のところは好きだ。人道的な観点からの告発でも、片側からは単なるスパイになってしまう。恐ろしい。
(2017.01.29)

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(1112) マグニフィセント・セブン (The Magnificent Seven)

★★★★☆(星4つ半)
西部劇が好きなので甘くなってしまう。物語は定番で広がりもないがやはり面白い。死が迫っていてもユーモアを忘れない男たちがすごくいい。クリス・プラットの良さがわからなかったのだが、この役は好きだ。「シルバラード」をまた観たくなった。
(2017.01.28)

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(1111) ドクター・ストレンジ (Doctor Strange)

★★★★(星4つ)
いまひとつ世界観がわからないし、善悪ともに少人数での戦いすぎて壮大さをあまり感じないが、それでも満足度は高い。ジャンルはコメディーでいいと思う。このよくわからなさがポイントなのかもしれない。時空を自在に操れても怪我をすれば病院に担ぎ込まれるし小市民的な行動の現場も笑いながら観ていた。ドクターの傲慢さがそれほど改善されていない点も面白い。アベンジャーズ系の絡みは、これまたあまり理解していないのだが、なんでもアリ感がすごい。昔はカンバーバッチの良さがさっぱりぱからなかったのだが、いまになれば他にいないタイプの俳優である。マッツ・ミケルセンもティルダ・スウィントンも同じグループの好きな俳優。
(2017.01.27)

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