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映画の感想 (35ページ)

星5つが満点

34ページ/35ページ (1021-1050)/36ページ映画全体の目次
(1021) サウスポー (1022) ヒメアノ~ル (1023) 団地 (1024) シークレット・アイズ (1025) マネーモンスター (1026) ノック・ノック  (1027) 教授のおかしな妄想殺人 (1028) ラザロ・エフェクト (1029) エクス・マキナ (1030) 10クローバーフィールド・レーン (1031) 帰ってきたヒトラー (1032) レジェンド 狂気の美学 (1033) 好きにならずにいられない (1034) クリーピー 偽りの隣人  (1035) ダーク・プレイス (1036) ウォークラフト (1037) セトウツミ (1038) トリプル9 裏切りのコード (1039) 死霊館 エンフィールド事件 (1040) インデペンデンス・デイ リサージェンス (1041) シング・ストリート 未来へのうた (1042) 生きうつしのプリマ (1043) トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 (1044) ロング・トレイル! (1045) アンフレンデッド (1046) ターザン:REBORN (1047) シン・ゴジラ (1048) 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ (1049) X-MEN:アポカリプス (1050) ジャングル・ブック

(1050) ジャングル・ブック (The Jungle Book)

★★★☆(星3つ半)
大きな動物がたくさん出ていて楽しい。彼がずっとジャングルで生活できるとは思わないが、もう少し楽しんでほしい。クマとの生活が一番楽そうだ。
(2016.08.12)

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(1049) X-MEN:アポカリプス (X-Men: Apocalypse)

★★★★(星4つ)
このシリーズ、特に好きではないのだが、毎回「一応、観ておくか」といったかんじ。で、毎回、キャストの関係性がよくわかってないことを実感し、それでも面白かったなと思えている。変な映画だ。最初のエジプトのシーンが好きだ。マイケル・ファスベンダーはステキだ。ヘルメットをかぶるまでは。
(2016.08.11)

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(1048) 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ (Les heritiers)

★★★☆(星3つ半)
人種問題は身近。ヨーロッパは特にそうであろう。自分の身近にイスラム教徒がたくさんいるが、お祈りの現場に立ち会っても、酒を飲まない歓送迎会であっても、そういうものなのかという感想くらい。それが別の国にいけば容赦ない批判や暴力にもつながる場合がある。多種多様な民族が共存(?)しているこの学校側も教育方針やルール作りは大変だと思う。この多感な時期に楽なことだけを受け入れていると、ろくな大人にならない。自分の価値は自分で決める、何かを最後までやり遂げる、そういう経験が少しでもあればましな大人になれるかもしれない。自分だけが怒りを抱えているのではない、それは他人の中で薄められていくこともある、そんなことも学校なら学べるかもしれない。教師は無理だわ!それだけはわかった。
アウシュヴィッツ強制収容所の生存者が言った「自分は無神論者だ。人間を信じる」。ガキどもの心に突き刺さったであろう。
(2016.08.10)

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(1047) シン・ゴジラ

★★★★(星4つ)
ゴジラの形態などよりも、有事の際の政府や官僚のやりとりが面白かった。会議や書類、合間合間の人間の多さなど、ふだん接している会社組織にも似たところがあり、このへんを薄ら笑いで観ている人も多かったのではないだろうか。その人でないと出来ない仕事はこの世の中にひとつもないというが、まさにその通り。次から次へと顔が変わっても決裁権のある役職は続いていく。ゴジラの最初の登場シーンはヌイグルミ感があって、非常に心配だったが、進化の過程でじっと佇むゴジラはかっこよかった。石原さとみの英語には失笑。ここまで内容があるのなら、地味でもハリウッドで仕事をしている日本人を使うべきだと思う。
(2016.08.05)

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(1046) ターザン:REBORN (The Legend of Tarzan)

★★★★(星4つ)
アレクサンダー・スカルスガルド。オヤジの方が有名だが、息子の方も頑張っているな。二枚目というわけじゃないけど、ものがなしい表情のターザン役は合っていると思う。動物だらけなので観ている間は幸せ。大きい動物が出てくるだけで感動してしまう。ゴリラの母には涙。サミュエル・L・ジャクソンの明る役がいいかんじ。クリストフ・ヴァルツは余裕の演技。この人はなんでもできる人だと思う。
(2016.08.01)

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(1045) アンフレンデッド (Unfriended)

★★★★(星4つ)
画面上だけのやりとりなので目が離せず少し疲れるが、SNS上の英語は非常にわかりやすい。昔なら若気の至りで済んだことが記録され永遠にネット上に漂う現代。非常に残酷な結末を生むことも多いであろう。すでに中年で助かった。繋がることが簡単だから軽薄になるのだとまでは思わないが、瞬間的な操作を求められるので頭を使わない言動が多くなる。こうれをやったらどうなるの?いますぐやることでもないのでは?明日考えようかな?そういう時間も必要な世界だ。ホラー映画ではあるが、加害者と被害者の境界が曖昧。被害者の女もグループ・バカに属しているのは事実だしな。自分だって飲みすぎてゲロを吐いた、人んちの便所を汚した、何時間もかけて家に帰ったが覚えていない、駅の階段の裏側で寝てしまった、自転車に乗ったまま寝ていた、乗り過ごして起きたら水戸にいて雪が降っていた・・・などなど、これらを誰かに記録されていたらと思うと大変だよ。
(2016.07.30)

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(1044) ロング・トレイル! (A Walk in the Woods)

★★(星2つ)
爺さん二人が旅をし、老人あるあるネタを盛りこめば面白くなると思ったら大間違い。クスクス笑いはできるけど浅い。そもそも二人の関係がそこまでのものではないので、今なぜ?という気になる。旅の間の出来事も危険はあっても平凡な展開。結局、家が一番てな内容なわけでね。ほぼ満席。老人多し。この映画の後に上記「アンフレンデッド」を観たのだが、こちらは中高生を中心に若者が多かった。 入場者プレゼントは「長命草」
(2016.07.30)

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(1043) トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 (Trumbo)

★★★★☆(星4つ半)
誰しも、ここまで窮屈な時代になるとは思っていなかったのでは?誰もそうしたくなかったのに、そうせざるをえない、そんな時代だったとトランボが話すシーンがよかった。犠牲もなしに信念を貫くのは難しい。仲間の名前を出した人間も出さなかった人間も傷を負っている。トランボのすごいところは労働環境に左右されず、自分の仕事に没頭するところだ。相手が誰であれ求められれば脚本を書く。口は達者だが動かない人はたくさんいるが、トランボは書くことこそが自分にできる唯一のことだと知っていた。ユーモアがあるし柔軟な対応もできるが仕事には妥協がない。深刻な表情を見せても、すぐに仕事にとりかかる。有名な映画のタイトルや俳優の名前が出てきてワクワクした。カーク・ダグラス役の人はホビットのフィーリだった。地道に出ていたのね。ジョン・ウェインがああいう人だったとは・・・わからないものだ。干された脚本家たちがB級映画の仕事を分け合うシーンは面白かった。ろくでもない作品なのに哲学的なことをいれて却下されたりとか。ヘレン・ミレンの嫌なバアサン役はお見事。ジョン・グッドマンの思想なんか関係ない、儲かれば何でもいいんだ!という姿勢が小気味よい。
(2016.07.27)

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(1042) 生きうつしのプリマ (Die abhandene Welt)

★★★☆(星3つ半)
違和感があるのは、主人公が母に似ているとプリマを訪ねるのだが、そもそも、この人自身が老けていて年齢がわからない。そしてまさかの美人扱い。これもちょっと・・・・体型はなかなかいいと思うのだが・・・。うーん。娘にとっての父親と、母にとっての夫の印象はまったく違う。抑圧されていた中でも自分の意志で行動をしていた自分の知らない母親。悪くない映画だが、どこまで知りたいのかはそれぞれなので難しいかな。主人公、結構ずうずうしいしな。
(2016.07.18)

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(1041) シング・ストリート 未来へのうた (Sing Street)

★★★★(星4つ)
その時代や土地柄を反映した映画。主人公がいちばんつまらないタイプなのだけれど、ビジュアル的にはこれでないと映画にならないのかも。仲間のデコボコ具合がいい。アイルランドのダブリンが舞台。ここを離れればよい展開になるという、大雑把な希望を抱いている人がたくさんいたのだろう。「俺たちをここから救い出してくれ」という仲間の台詞があった。明るくて調子のいいアニキにも外側からはわからない気持ちがある。
(2016.07.16)

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(1040) インデペンデンス・デイ リサージェンス (Independence Day: Resurgence)

★★(星2つ)
どうでもいいかんじだった。この20年間の設定もよくわからないし、丸いボールみたいなやつに万能感があって、脇でドタバタやっている人類の作戦が失笑レベル。仲間との繋がりも希薄(一応、ケンカしたり仲直りしたりはする)。中国の時代がやってきたことがわかるキャスト多し。前作の関係者を無理やり出演させたことでチグハグしている。なんだかものすごく個人レベルの働きが多くて、人類の独立記念日ってかんじでもない。
(2016.07.10)

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シン・ゴジラ [2回目]

出演者は多すぎるがやはり面白い。有事に対する政府の対応を短くして攻撃部分を増やせば外国での公開もできるのでは?
(2016.10.01)

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(1039) 死霊館 エンフィールド事件 (The Conjuring 2)

★★★★(星4つ)
「死霊館」続編。怖い、怖いよう。見せかけだけの怖さだけではなく、相変わらず品のあるホラーだと思う。実話ベースでしっかりした内容。当時の「心霊現象」に対する世間のイメージもよく描かれている。
(2016.07.09)

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(1038) トリプル9 裏切りのコード (Triple 9)

★★★☆(星3つ半)
ガッカリな点はノーマン・リーダスが早々に退散してしまうこと。この人が目当てだったのに!ロシアン・マフィアの姐御がケイト・ウィンスレットだった。何気に豪華?悪徳警官の一人を演じたクリフトン・コリンズは「サンシャイン・クリーニング」では片腕の優しき店主、「処刑人2」では感激屋ですぐに泣いてしまう仲間だった。どちらも印象的な役だった。でも、こういう悪い役が顔立ちには合っているのかな。一度踏み外したら戻るのは難しい世界だ。「これで終りにする」なんて、絶対にできっこない。みなそう思っている。
(2016.07.07)

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(1037) セトウツミ

★★★★★(星5つ)
「喋るだけの青春」というサブタイトルがそのまま。男子はバカだということがよくわかる。それでも友人という難しい定義が案外あっさりしたものだというのもわかる。いつもと同じ場所で並んで喋る。誰かと同じ場所で毎日待つという行為は、この時代にしかできないことだ。どうでもいい内容ではあるけれど、会話のキャッチボールはバカではできない。そして相手のことをよく知っているからこそできることだともいえる。軽快に見えても微妙に深刻な物語が入ったりしても決してペースを崩さず着地点はいつもと同じにする。これは見えない思いやりであり、信頼した相手でないと出来ないことだ。この映画を観ている間、笑いつつも唸っていた自分。関西弁だから余計にいい。軽快になったり間ができたりが心地よい。原作であるマンガを知らないが、そっちも面白いのかな。
(2016.07.06)

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(1036) ウォークラフト (Warcraft)

★★★(星3つ)
好きなタイプの映画ではあるが、映像ありきで内容がいまひとつ。王は善人すぎる。あれでは民は守れないし守護者頼みのせいで軍が強くならないのでは?オークたちにまとまりがない。好きなキャラがあっさり死んだりするのもちょっと・・・。二枚目を投入してほしい。
(2016.07.01)

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(1035) ダーク・プレイス (Dark Places)

★★★(星3つ)
2013年に原作「冥闇」を読んでいたが結末はぼんやり。でも、観ている間に思い出した。クロエ・グレース・モレッツを出したせいで彼女の役がクローズアップされるが、原作ではそこまで重要な役だっただろうか。生き残った主人公は本ではだらしのない肥った女と記憶しているが、それだと映画にならないからシャー子でもいいと思う。ニコラス・ホルトは半端な役かな。もったいないかも。暗い物語だが、母の愛が際立つ。
(2016.06.24)

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(1034) クリーピー 偽りの隣人

★★★(星3つ)
西島秀俊に演技というものを感じないのだが、この人って何で評価されたんだっけ?CMでの家庭人が一番合っている。香川照之が気持ち悪いほど役に合っているので映画として成り立っていると思う。香川の娘役で出演していた子がうまい。そして警察が無能すぎる。みんなあの家にホイホイ入っていくので笑いそうになった。ああいった事件は小さい規模であれば結構あると思う。家族構成を把握し、それぞれをバラバラにして、また違う家族として再構成させるようなことが。すごく気分が悪い。邦画は身近に感じるので精神的にきつい。
(2016.06.22)

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(1033) 好きにならずにいられない (Fusi)

★★(星2つ)
シャイで優しい大男。みたいな文句でほんわかムードを演出しているが、実際、このデブにはイライラさせられたわい。純粋といえば聞こえはいいが、単に鈍い。鈍いので結果図々しいとも言えるのでは?そんな男が惚れたオンナは鬱でややこしい。精神状態が安定しないので身勝手。行動しなかった男がはじめて誰かのために何かを積極的にやってみるという意味では女の存在意義は大きかったかもしれないが、フーシーにはジオラマで一緒に遊ぶ友がいて、毎晩リクエスト曲をかけてくれるDJがいて、親切なタイ料理のオーナーがいる。それだけでも十分なんじゃないのかな。
(2016.06.21)

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(1032) レジェンド 狂気の美学 (Legend)

★★★(星3つ)
トム・ハーディ―は満点。キレそうなのに踏みとどまったり、遠い目で状況を判断しようとしている弟役はユニークだ。こいつがいるせいでろくなことにはならないとわかっているけど憎めない。そして正統派の二枚目レジ―の時は本当にハンサム。劇中、何度も「ハンサム」コールが起こるが、全くそのとおり。だがしかし、ヒロイン役のエミリー・ブラウニングが全くダメ。劇中、「美人」連呼も、そう言わないと誰も認識しないから?と疑ってしまう。まず第一に大人に見えない。幼児体型で前かがみ。文字通り背伸びしているとしか思えない。どういう事情でヒロインなのか・・・。「エンジェルウォーズ」の時のぼんやり顔の時は気にならなかったが、「ポンペイ」の時も「え?」と思った。ギャング映画の結末はだいたい決まっているが、トム・ハーディ―の演技のうまさで兄弟二役を魅せた。あー、ヒロイン変えてもう一度観たい。私はレジー派。
(2016.06.18)

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(1031) 帰ってきたヒトラー (Er ist wieder da)

★★★★(星4つ)
ちょっと長く感じたけど面白い。最初こそ笑っていられたけど、途中から不穏になってくる。ドキュメンタリー風にしているところもあるので居心地の悪いシーンも多い。かつてのドイツの大罪に対して全く反省する必要がないと思っている人や、移民排斥に賛同している人もたくさんいるので、穏やかな表情と内面が一致してないのは怖い。ヒトラーが全国を回りネットを駆使して民心を掴んでいく様子はリアル。極端ではあるが、はっきりものが言える指導者を求めている人は多いのだろう。人種差別は問題にならないが、犬にひどいことをするのは許さない、というところが印象的。
(2016.06.17)

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(1030) 10クローバーフィールド・レーン (10 Cloverfield Lane)

★★★(星3つ)
得体のしれないものに襲われて追いつめられるという映画は好き。わからないから怖い。人間はもう少し怖がる必要があると思う。「クローバーフィールド/HAKAISHA」は前半は何に襲われているのかが気になっていたが、後半は、わからないのが当たり前なのかもと思い始めた。何がどうなっているのか、それが判断できる状況であればパニック映画にはならない。そういう意味ではこの映画は面白いと思った。ただ、今回のは、何かから身を守るために入ったシェルターの中での人間関係がすごく不気味で怖い。変な人ではない、でも怪しい、もう大丈夫、そんな感情が何往復もしている。おまけに外で何が起こっているのか正確に把握できていないので精神的にきつい。パニック映画というより心理劇かな。
(2016.06.17)

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(1029) エクス・マキナ (Ex Machina)

★★★★(星4つ)
「コードネーム U.N.C.L.E.」で小悪魔的な魅力をみせたアリシア・ビカンダーのロボットがカワイイ。彼女は「リリーのすべて」で助演女優賞を受賞。売れてるね。顔立ちが本当に可愛い。すごく好きな顔だ。人間との会話の合間に見せるぎこちない表情もうまい。社長とアジア系女性のダンスシーンは笑った。息が合いすぎ(笑)。しかしこの映画、色々考えさせられる内容だ。作ったのは人間でも、ロボットが何をどう考え処理しているのか不安だ。
(2016.06.15)

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(1028) ラザロ・エフェクト (The Lazarus Effect)

★★★(星3つ)
もともと死生観を考えるきっかけになる物語が好きなので期待しすぎたかもしれない。蘇生、臨死を映画にするとどうしてもホラー寄りになってしまう。映画「ペット・セメタリー」と「猿の手」という本を思い出した。今回の映画は邪悪なものになってしまうわけだが、主演女優であるオリビア・ワイルドはホラー系の顔なので合っていると思う。相手役の人は「バッド・マイロ!」(また観たい)の製作もやっていた人らしい(好感度あがった)。犬がじっと人を見つめているシーンが一番怖かった。「果たして犬はこちら側に戻ってきたかったのか」という疑問に、少し寒気がした。本当にそういうことだと思う。バルト9で鑑賞。
(2016.06.15)

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(1027) 教授のおかしな妄想殺人 (Irrational Man)

★★(星2つ)
ちょっと会話が面倒くさい映画かな。映画よりもテレビドラマってかんじ。ウッディ・アレンの作品は半分くらいは合わない。好きなのは「カイロの紫のバラ」「マンハッタン殺人ミステリー」「誘惑のアフロディーテ 」「それでも恋するバルセロナ 」「ミッドナイト・イン・パリ」「ローマでアモーレ」「ブルージャスミン」などがあるが、他のはそうでもないかんじ。
(2016.06.12)

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(1026) ノック・ノック (Knock Knock)

★★(星2つ)
「ファニー・ゲーム」のような映画だとは聞いていたので、悪い予感しかしないのだが、朝のモンスターごっこの時は、私がキアヌを殺したくなった。なんだ、このバカみたいな仲良しゴッコは!最後の「いいね!」には笑った。今風の生き地獄。死んだ方がマシかもしれない。淫行だったかもしれないというあたりが一番怖かった。未成年でも女のプロ。そんなやつらに狙われたら行為だけで処罰される。そっちのほうが怖い。
(2016.06.11)

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(1025) マネーモンスター (Money Monster)

★★★☆(星3つ半)
「儲けた時は黙っているくせに」という台詞が残る。本当にそうなのだ。今回のことが悪意による操作だとしても、たいていの時の「儲かる」期待値がそもそも高すぎるのだ。一度も現金化せずに電子マネーでのやりとりが続くと麻痺していくものだと思う。バブルがはじけて自己破産した人が「お金を貸してくれる人がいればまたやりたい」と言っていた。現金の感覚が薄いからこういうことが簡単に言えるのだと思った。怖い怖い。
(2016.06.10)

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(1024) シークレット・アイズ (Secret in Their Eyes)

★★★(星3つ)
自分における2010年のベスト1「瞳の奥の秘密」のハリウッド版。オリジナルを知らなければそこそこの映画だと思うけれど、どうしても比べてしまう。だから内容が浅いと感じてしまうのだ。老けメイクも甘い(ジュリアは別)。犯人の執着心、犯人の習慣など、すごく大事な部分が浅いのでタイトルが合わなくなるのだと思う。
(2016.06.10)

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(1023) 団地

★★★★(星4つ)
変な映画!ギャグ?ファンタジー?SF?そんなかんじ。芸達者が揃っているので掛け合いが面白い。しかし、だんだん様相が変わってきて、最後のシーンではホロリ。こういう結末悪くないと思う。しかし、何系なのだろうか。狭い団地の部屋の中で夫婦で漢方薬を作る様子が面白かった。近所のババアどもに苛々したが、こういうステレオタイプの脇がいるから窮屈でも物語が広がるのであろう。
(2016.06.08)

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(1022) ヒメアノ~ル

★★★★(星4つ)
嫌な映画だが秀作であろう。たぶん。森田剛はアイドルというよりチンピラ。昔から一人だけそんな風に見えた。本当に芝居のうまい役者はたくさんいるであろうが、このチンピラ風味に狂気が合わさって気味悪い人物像が合っていた。そしてムロツヨシ。すごく面白い人物だった。この人の話をずっと聞いていたい。相棒である濱田岳はグズグズしていてイラつく男。この人のラブシーンは苦手。能天気な濱田とその彼女。すぐ近くで凶行を続けている森田。この対比が恐ろしい。森田は最初から殺人鬼なのか?学校でのいじめが原因なのか?いじめというには陰惨な内容ではあるけれど・・・。それだけが原因だとは思えない残酷さを見せる。それでも最後の「おかあさん、麦茶もってきて」という台詞にぶるっときた。ぜんぜん違う人間だった時もあったのだ。本当に酷い映画だったが、残酷さを引き出したものが何なのかと考える映画でもあった。
(2016.06.07)

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(1021) サウスポー (Southpaw)

★★★★☆(星4つ半)
ボクシング映画には星が多くなってしまう。金曜日の映画館、客は私以外オヤジ。試合のシーンでは全員前のめり。私も体を左右に揺らしていた。よくある展開ではある。施設育ちから成功者へ。そしてわかりやすい転落と再び返り咲くまでの軌跡。「ナイトクローラー」の時は死ねばいいのにというくらいの憎らしい役柄だったが、「プリズナーズ」の時の刑事役のように被害者に寄り添う優しい雰囲気も顔立ちに合っている。今回のボクサー役は身体も素晴らしいが、家族には優しく誠実であり、ボクシングスタイルも怒りをぶつけるというよりは相手に殴らせるタイプの戦術で、案外コントロールできているのでは?といった印象。敵役のボクサーも好きな顔。この人、誰なんだろう。「デッドプール」に出演していた「トランスポーター」の人にも似ている(主に骨格)。トレーナーのフォレスト・ウィテカーはちょっとつかみにくい人物。しかし、彼のジムで下積みを再び経験し、この先にスカッとする展開が待ち受けていることを予感させる。本当にわかりやすすぎるが、鑑賞後の気分は最高。同日のアリの訃報は感慨深い。
(2016.06.03)

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